久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ロスト・バケーション」

 テレビ放映されたものを視聴。

 地元の限られた人たちしか訪れないような秘密のビーチ。主人公の女性は、そこでサーフィンを楽しんでいたが……突然現れた巨大な人食いザメに襲われてしまう。命からがら岩場に避難した彼女だったが……潮が満ちれば、その岩場も海中に没してしまう。タイムリミットが近づく中、彼女はどうするのか……というお話。

 真面目に作られた正統派のサメ映画。怪我と疲労、孤独感、そして海中に隠れている恐ろしいサメ……絶望的な状況下で、それでも戦い続ける主人公の姿に、自然と感情移入してしまいますね。怪我を応急手当するシーンはあまりに痛々しく、思わず自分の足を押さえてしまいました。

 最後まで緊迫感が維持されていて、大変楽しめました。ちゃんとした恐ろしいサメが見たい方にお勧めの作品。