先日、シネマサンシャイン池袋で見てきました。
東京都民に見下され、虐げられている埼玉県民。通行手形がなければ東京都に入ることすらできない埼玉県民が、己の誇りを取り戻し、やがて革命を起こす……という物語。
徹頭徹尾バカバカしいお話を、最後まで徹底して描ききったという感じですね。本当にバカバカしいお話ですが、登場人物たちはどこまでも大真面目で……そのギャップが面白い作品です。
ただ、すべてが荒唐無稽でナンセンスなだけかというとそうではなく……出生地で他者を見下したり、自虐したりというのは、現実にあることで……そういった、誰もが持つ「差別する心」への皮肉みたいなものが感じられるのも、本作の魅力の一つだと思います。
面白い作品でした。良い映画だったと思います。
余談。私は本作を、シネマサンシャイン池袋で見たわけですが……公開から大分たつ作品なのに、ほぼ満席でした。やっぱり池袋だからでしょうかね……。