久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ミチクサ先生」

 日経新聞朝刊で連載されていた、伊集院静さんの「ミチクサ先生」が昨日最終回を迎えました。

 夏目漱石の一生を描いた伝記小説。文豪として、どちらかと言えば気難しいイメージのあった夏目漱石ですが……本作では漱石のユニークな面や、多くの人を惹きつける魅力について特に力を入れて描かれていた感じで、今まで知らなかった夏目漱石の姿を見ることが出来たように思えました。漱石が生きていた頃の時代の文化や雰囲気に触れられたのも良かったです。

 夏目漱石の小説は、大学生の頃に何作か読んでいますが……私も年齢を重ねたことで、物事に対する考え方や感じ方も変わってきていますし、改めて読み直してみたいですね。

 日経新聞朝刊……本日から、安部龍太郎さんの「ふりさけ見れば」が連載開始です。