久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/諸諸感想・レビュー等

「みんなでソロキャン!」ソロプレイ

 ソロキャンプを題材にしたゲーム。キャンプ道具をそろえてキャンプへ出かけ……ソロキャンプを満喫することでリフレッシュして、他のキャンパーたちよりもハッピーパラメーターの点数を上げよう、といった感じのゲームです。ソロプレイ用の「ぼっちキャンプ」ルールもあるということなので、遊んでみました。以下の説明・感想は「ぼっちキャンプ」のものになります。
 まず五人のキャンパーから一人をランダムで選び……場には、ハッピーパラメーターを管理するカードと、出発前の街のカード、それにキャンプ場カードを並べ、自分のキャンパーを表すミープルと予約等に使うトークンを街のカードの上に置いておきます。アクシデントカードをシャッフルして四枚引き、伏せた状態で場に置いておきます。キャンプ道具カードもよくシャッフルして、五枚一組で十組を用意し、余ったキャンプ道具カードは後の買い出し用として場に置いておきます。また、キャンプ中の時間(ターン)を管理するためのタイムカードを場にセットしておきます。これで準備完了となります。
 ゲームはキャンプ道具をそろえるキャンプ準備パートと、キャンプを行うキャンプ当日パートの二つに分かれています。
 キャンプ準備パートでは、十組用意したキャンプ道具カードの一組を取り、その中から一枚を選んで手札に加えるか、キャンプ場カードに自身のトークンを置いてキャンプ場の予約を行うか、そのどちらかを行います。キャンプ道具カードを手札に加えた場合は、残りの四枚はゲームから除外し……キャンプ場の予約を行った際は、その際手に取った五枚のキャンプ道具カードをすべてゲームから除外します。予約不要の特殊能力を持つキャンパーを選んでいる場合か、予約不可のキャンプ場を利用しようと思っている場合以外は、必ずキャンプ場の予約をしなければならず……キャンプ場の予約とキャンプ道具カードの取得が終わったところで、次のキャンプ当日パートに移ります。
 キャンプ当日パートではまずアクシデントカードをすべてオープンにします。キャンプ当日パートは一日目七ターン、二日目三ターンの合計十ターンあり……アクシデントカードはそれぞれカードに記載されているタイミングで発動し、多くはキャンパーにとって不利となる効果を持っています。
 キャンプ当日パートで各ターンに行えるアクションは……出発前の街での「買い出し」、街からキャンプ場への「移動」、キャンプ道具カードをセットする「設営」、手番をパスする「何もしない」……の四つから一つを選んで行います。
「買い出し」は出発前の街でだけ行えるアクションで、余ったキャンプ道具カードから追加のカードを取得することが出来ます。
「移動」は町から予約したキャンプ場へ向かうアクションで、キャンパーの移動力の数値分、街カードからキャンプ場カードの上をミープルを移動させていくことになります。街から遠いキャンプ場ほど、それだけ移動に時間がかかってしまうことになります。キャンパーがキャンプ場に着いたら、予約のため置いていたトークンを、ハッピーパラメーターを管理するカードの上に移します。
「設営」は、手札にあるキャンプ道具カードを、道具の設営マーク上の数字の合計が二点以下になる範囲で場に出していくアクション。キャンプ道具カードには必要な財力と腕力の数値も設定されており……その両方をキャンパーが満たしていない場合は、そのカードを場に出すことはできません。また、キャンプ道具カードには前提道具が設定されているものもあり……それらのキャンプ道具カードは、前提となるキャンプ道具カードを先に場に出しておく必要があります。例えば寝袋類はテント類を先に設営する必要があり、料理をするには先に炎が必要で、その炎をおこすには種火が必要……といった感じですね。
 キャンプ場に到着したり、キャンプ道具を設営する度に、カードに記載されたハッピーパラメーターの点数をキャンパーはもらうことができ……マイナス点から始まったパラメーターを上昇させていき、二日目のキャンプ終了までに十点を超えることができれば、ゲームクリアとなります。
 ストレス発散のための楽しいソロキャンプ……でもそれを満喫するのは意外に大変、といったキャンプの諸々を疑似体験できるゲームでした。当日、買い出しや移動に時間がかかってしまった結果、その分キャンプ場に着くのが遅くなってしまい……暗くなる前に明かりを、一日が終わる前に寝床と食事を、と慌てて準備をしていたらあっという間に夜を迎え、そしてすぐに翌日へ……なんか何もしないままキャンプが終わってしまい、ひどく不満足な思いを抱えたまま帰ることになってしまった……初回プレイは、そんな感じの点数でした。遊びながら、キャンプに不慣れな自分のイメージが湧いてくるのが面白いですね。
 キャンプ道具カードの特徴が分かってくるにつれて、道具の取得や当日の設営も手馴れていき、それにあわせてゲームの点数も上がっていって……ゲームを繰り返す度に、ソロキャンプにだんだん慣れてきているように感じられるのも楽しかったです。でも今のところ、ギリギリ合格点に届かない、みたいな感じになってしまっていますけれど。もう少し上を目指したいところです。
 多人数プレイでは、キャンプ道具カードはドラフトによって選んでいき、キャンプ場の予約は早い者勝ちと、他のキャンパーと争う要素があり……でもキャンプ当日は前提道具の効果を借りることもできたりと、ちょっと独特なプレイ感になりそうに思いました。全体的に軽めのルールなので……勝利を競うよりは、ソロキャンプを疑似体験するつもりでワイワイ遊んだ方が楽しいゲームになりそうに思いました。