久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「クレイルクエスト」

ウォーロック・マガジン」第四号掲載のゲームブック。一応ネタバレがありますので、遊んだことがない方はご注意下さい。
 魔法使いによって召喚されてしまった主人公が、暴君を打倒するのに必要な素材を集めるために、洞窟に赴くことになる……といった感じの内容。
 ナンセンスな雰囲気で、独特なジョークとユーモアがたっぷりの冒険譚でした。様々な小ネタや描写もユニークで面白く……それでいて冒険の方は、必要なアイテムや情報をちゃんと集めないと先に進めないという本格的なもので、やり応えがありました。
 洞窟で死亡しても、手に入れたアイテム等がリセットされた状態で最初の地点からやり直せるようになっているので、プレイヤー自身が諦めない限り、ゲームオーバーになることはほとんどないようになっています。挑戦を繰り返すことで、洞窟で起きるイベントや情報を少しずつ明らかにしていき、攻略方法を見つけていく感じのゲームですね。
 手に入れた情報をメモしながら挑戦を続け……三時間ほどでどうにかクリアできました。終盤、運が悪く、序盤からやり直さないといけなくなってしまったりもして……思いの外時間がかかってしまいました。でも楽しかったです。