押井守さんによる「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の小説。ヴァンパイアの戦いに巻き込まれてしまった、高校生政治活動家のお話。
伝奇小説というよりも、学生運動が盛んだった頃の高校生の青春を描いた作品というべきかもしれません。ヴァンパイアの設定やアクションよりも、高校生政治活動家の心情を描くことの方に重きが置かれているようでしたし。彼らの苛立ちや怒りや無力感等……。
最後はちょっと切ない感じ。その辺の描写も、青春小説のようでした。

獣たちの夜―BLOOD THE LAST VAMPIRE (角川ホラー文庫)
- 作者: 押井守,寺田克也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/07/10
- メディア: 文庫
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