久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「おまもりひまり」第9巻

 お色気多めの伝奇アクション、第9巻。

 主要キャラの立ち位置を整理し、対決へ、といった感じの展開。

 サービスシーンやコミカルな描写も多いですが、展開自体は結構シリアス。

 戦いが始まったところで、次巻へ。

 

 

2月17日に

 2月17日は、友人たちとのゲーム会でした。テーブルトークRPGをプレイし、その後の空いた時間で軽めのカードゲーム等を遊ぶという流れ。以下、遊んだゲームについて、軽く感想を。

「メタリックガーディアンRPG」……友人のGMで。リアル系やスーパー系等、いろいろな戦闘ロボットが登場するロボットテーマのTRPG。陰謀に巻き込まれその身を狙われる少年、半ば翻弄されながら事態に対峙する軍人たち、そして少年は謎のロボットに乗り込むことになってしまい……という、ロボットアニメの第1話のようなお話でした。アニメに出てくるキャラクターのようなロールプレイができるのが楽しい。ロボットそれぞれに特徴があり、その性能を活かしながら戦えるのも面白いですね。初めて遊ぶシステムということもあり、慣れるまで時間がかかってしまったところもありましたが、楽しかったです。

「ゲット★スイートラブ」……女の子のカードに様々な属性カードをつけていき、得点の高い理想の女の子に告白して彼女を作ろう、といった感じのゲーム。ただし、属性カードの特徴はプラスだけでなくマイナスもあり、属性カードの半分は彼女になるまで伏せられているというのが悩ましいところ。属性カードによってとんでもない特徴を持った彼女が出来てしまうのが面白く……勝ち負けを競うというよりは、その結果を見て皆で楽しむ感じのパーティーゲームだと思いました。手軽に遊べる感じなのも良かったです。

「ニムト」……定番のカードゲームですが、ちゃんと遊ぶのは今回が初めてだったりします。マイナス点となる牛のマークが描かれたカードを、自分はなるべく引き取らず、他のプレイヤーに押しつけていくことを目指す感じの数字並べゲーム。一列に置けるカードは五枚まで、六枚目となるカードを出してしまったプレイヤーはその列に置かれていた五枚のカードを引き取らなければならなくなってしまうため、そうならないようカードを選んで出すわけですが……他のプレイヤーが出したカードによって、安全だと思っていた列がいきなりダメになってしまったり、逆にダメだろうと覚悟していたカードが安全に置けるようになったりと、思いも寄らない展開になっていくのが面白い。初めて遊んだということもあり、結構戸惑う感じもあったりしましたが……慣れてくると、もっと面白く思えるようになるのでしょうね。

「トリックパーティ」……ハロウィンテーマのトリックテイキング。マストフォロー・切り札あり、というところは普通のトリックテイキングですが、カードの数字の強さが逆転する「革命」の効果を持ったカードがあるのがちょっと変わっているところ。また、トリックの勝者は得点カードを貰い、その合計点が高いプレイヤーが勝者となるのですが、得点カードはプラスだけではなくマイナスもあったり、最後の得点カードはゲームオーバーとなる「DEATH」のカードだったりするのも変わっているところですね。そういった変わっている特徴もありますが、ルール自体はわかりやすいので、手軽に遊べるトリックテイキングだと思いました。カードのデザインも可愛い。

 以上……4ゲーム。楽しいゲーム会でした。

 

 

「真・聖竜伝 1」

 冴木忍さんのライトノベル。「聖竜伝」の続編となるファンタジー小説

 前作の最後、行方不明となった少年シン。彼の生存を信じる少年ラトキスと少女ファナは、それぞれ王城と神殿で自らの役目を果たしながら暮らしていた。そんな二人は、シンが見つかったという知らせを聞き、彼に会いに行くことになるのだが……といった感じの展開。

 主人公たちの再会と、新たな苦難。少年少女たちが、限られた力で精一杯、過酷な運命に抗っていく、といった感じのお話ですね。

 帝国内の皇位継承権争い等、第一部よりも主人公たちが対峙している脅威がわかりやすく、また登場キャラクターも増えて、面白くなってきた感じ。といっても、次の二巻で完結みたいですが……。

 

 

「かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-」

かぐや様は告らせたい」テレビシリーズの続きのお話。テレビ放映されたものを視聴。ネタバレしないよう気を付けてはいますが、まだ見ていない方はご注意下さい。

 学園祭の夜、直接的な告白ではなくとも、思いを交わし、キスをして、結ばれたかに思えた白銀御行と四宮かぐや。だが、二人はそれぞれ、自分の隠したい弱さや醜い面等の内面と向き合うことになってしまう。そして、クリスマスがやってくるのだが……といった感じの展開。

 コミカルな演出が多く、楽しいギャグ描写も多々ありますが……御行とかぐや、二人が自分の内面と向き合うエピソードだけに、テレビシリーズよりも全体的にちょっと重苦しい雰囲気が漂うお話でもありました。好きな相手だからこそ自分の弱い面は見せられないと思ったり、好きな相手だからこそ自分のすべてを知って好きになって欲しいと願ったり……気持ちが通じ合ったからこそ難しい恋愛の一面を描くエピソードでもありましたね。

 悩み苦しんだ末、ようやく恋人らしい一歩を踏み出して……「NEW GAME START」となった二人。原作のこの後の展開も、アニメで描いてくれると嬉しいのですが。

 

 

「陥穽 陸奥宗光の青春」

 日経新聞朝刊で連載されていた、辻原登さんの小説「陥穽 陸奥宗光の青春」が、1月31日で最終回を迎えました。

 幕末の志士であり、明治の政治家である陸奥宗光の半生を描いた伝記小説。国が大きく動き、その姿を変えていき……大勢の人々の思想や思惑がぶつかりあった、正に激動の時代と呼べる幕末・明治。その時代を生きた人間の物語として、大変面白かったです。

 学生の頃は幕末に関する本もいろいろ読みましたが、最近はあまり目を通していないので……改めてこの時代について、勉強しなおしたいなぁと思ったりもしました。

 2月1日からは、諸田玲子さんの「登山大名」が連載されています。以前連載されていた「奸婦にあらず」も面白かったので、今回も楽しみ。

 

「Windows -小窓の妖精-」ソロプレイ

 カード配置型のパズルゲーム。4マスを異なる色で塗り分けられたカードを場に配置し、同色のマスを繋げることで点数を得ていく感じのゲームです。ソロプレイもできるということなので、遊んでみました。

 場に、最初に4枚のカードを2×2の正方形になるように並べて置き……手番では、手札のカードを1枚、場に配置します。その際、場に置かれているカードのマスと重なるように置くか、もしくは少なくとも1マスと隣接するように配置しなければなりません。手番で新たに置かれたカードによって、同色のマスを三つ以上繋げることができた場合、色ごとに1点の点数を得られます。手番で手札を1枚置いたら、山札から1枚引き……それを繰り返して、山札と手札がすべて無くなったらゲーム終了。ゲーム開始時に配られた、プレイヤーごとに異なる「単色タイル」、その色と同じマス1つごとに1点の点数を加えて合計し、より高得点だったプレイヤーが勝者となります。

 簡単なルールで、手軽に遊べるパズルゲームといった感じでした。複数人プレイだと、プレイヤーごとに「単色タイル」が違うため、他のプレイヤーの色を推理しながら、自分の色をいかに増やしていくかといった駆け引きがありそうですが……ソロプレイだと、他のプレイヤーの思惑が絡まないので、自分の点数を純粋に伸ばすことだけを考えられるので、その辺では楽ですね。コツを掴むと、結構高得点は狙いやすい感じで……何度か遊び、今のところ最高点は29点です。パーフェクトまであと1点。

 手番に時間制限を加えたり、「単色タイル」の点数をマイナスにしたりするなどの追加ルールが幾つか用意されていて、複数人プレイではいろいろな遊び方ができるのも面白いところ。

 人間の世界と妖精の世界を繋ぐ小窓、といった背景設定があり……その雰囲気を表すカード裏面のイラストがすべて違っているのもユニーク。

 ちょっと空いた時間に軽く遊びたい、といったときに良いゲームだと思いました。

 

「ガールズ&パンツァー 最終章 第3話」

「ガールス&パンツァー」の最終章第3話、先日ようやく見ました。

 大洗女子学園VS知波単学園の決着。対決する各校の試合結果。そして大洗女子学園も次の試合へ……といった展開。

 様々な種類の戦車による、迫力ある対決が堪能できる作品でした。テレビシリーズからずっと変わらず、戦車同士の戦闘がほんと面白い。私はミリタリー知識がほとんど無いので……一口に戦車といっても、ほんとにたくさんの種類があるものなのだなぁと、本シリーズを見る度に驚かされたりもします。

 キャラクター同士のやり取りもユニークで可愛く、楽しい。卒業を思わせる描写もあり、ちょっと切なく思ってしまったりも。

 最終章も後半戦に突入していくわけですが……続きを見るのが楽しみでもあり、少し寂しく思ったりもしました。